
おばけやしきへようこそ!
おおきなかぼちゃ
・みんなが知ってる本と似てる親しみやすいストーリー ・登場人物(モンスター)達が魅力的 ・モンスター達が協力し合うのが微笑ましい |
みんなが知ってる本と似てる親しみやすいストーリー
このおおきなかぼちゃですが、表紙のイラストの魔女が主人公です。
そしてタイトルですが…何かの本と似てませんか?…そう、『おおきなかぶ』です!
内容もちょって似ています😀
こども達は、たいていは保育園や幼稚園で『おおきなかぶ』を読んでいたりします。
小学校の教科書にも載ってたりもします。
その『おおきなかぶ』と似ていることから、『似てる!』『おんなじ!』といった反応が反ってきます。
知らなくても、出てくるモンスターたちがオモシロく、言葉の繰り返しもあり、楽しい絵本です。
おおきなかぶに似ていますが、細かい話をすれば、全然違う!とも言えます。
では、何が違うのか…
登場人物(モンスター)達が魅力的
『大きなかぶ』と違うのは、カボチャを引っ張っているのが、魔女や幽霊、吸血鬼、ミイラ…と、モンスターであるということ。
モンスターがかぼちゃを引っ張るなんて、ちょっと非現実的なので、興味を持ってすぐに絵本の世界に入っていけます。
イラストは一見ちょっと怖い感じですが、言葉の繰り返しやモンスター達のやり取りもおもしろく、こども達は興味深々です。
カボチャを引っ張るときの「うぐっ うぐっ ううううう ういーっ!」という声も、モンスターにしてはカワイイです。
読んであげるときは、ぜひ登場人物のモンスターになりきって読んであげてくださいね♪
モンスター達が協力し合うのが微笑ましい

モンスターが出てきてカボチャを引っ張る…
なんだ、それだけか…と思いますか?
モンスター達は、最初はいがみ合っています。
その、いがみ合っているモンスター達が、種族を越えてみんなで協力し、カボチャを引っこ抜き、最後はみんなでパンプキンパイを食べるんです!
そして最終的に解決法を見つけるのが、みんなにバカにされた小さなコウモリというのも良いです。
見た目や考え方の違いにとらわれないことの大切さを教えてあげるのにも良いですね。
★この本が気になる方はこちら↓
おおきなかぼちゃ (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ)おばけやしきへようこそ!
・ちょっとこわいけどおもしろい! ・主人公が最強レベルに動じないタイプ ・モンスターだって悩んだりする |
ちょっとこわいけどおもしろい!
イラストはけっこうドロンとしていますが、ストーリーが予想外に爽快です。
森でお父さんお母さんとはぐれた女の子が、とある屋敷にたどり着きました。そこはなんと…お化け屋敷だったのです…!というと、いかにも怖そうですが、そのあとの展開が楽しく、こども達にとっても予想外の展開は楽しいようですぐに興味を持ってくれます。
イラストが細かいので、読むときは次のページをめくる前に十分にイラストを見せてあげましょう。
主人公が最強レベルに動じないタイプ
ではどんな展開かといいますと…
まず、主人公の女の子がとにかく動じない!
モンスター達はどうにかしておどかそうとするのですが、最強のハートの持ち主といいますか…全く驚かないのです。
聴いているこども達も、これには「え~!なんでー??」「気づかないのかなー?」と、びっくりします。
モンスターだって悩んだりする
おどろいてくれない子供をみたモンスター達はどうなるかというと、まあ、人間と同じく自信をなくすようで…その様子に聴いているこども達は同情すら覚えるようです。
そしてモンスターが落ち込む姿に「だれでも落ち込んだりするんだ」ということを、なんとなく読み取ります。
また、主人公の少女のように、力のない者でも知恵でアクシデントを乗り越えることが出来ることを知るでしょう。
強い人も弱気な時があり、弱い人も強くなれる瞬間があるのだと、お子さんに教えられたらいいですよね。
まとめ
いかがでしたか?今日は『おおきなかぼちゃ』と『おばけやしきへようこそ!』の2冊をご紹介しました。
ハロウィンの季節はお化けが怖くて、でもちょっぴり気になったりする子ども達への興味をひきやすい本が多いです。
他にもたくさんのハロウィンシーズンの本がありますが、今回は、ちょっと怖くてクスっと笑える本をご紹介しました。
皆さんの読み聞かせのご参考になれば幸いです。
本日の2冊はこちら↓
おおきなかぼちゃ (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ)おばけやしきへようこそ!
それでは、ハッピーなハロウィンになりますように!!🎃
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